森の散歩 Belated

　なんと4ヶ月ぶりのブログ更新です。
　そんなにさぼっていたとは…！

　でも実はちょっと理由がありまして、カメラが壊れてしまい、ぼけぼけの
写真しか撮れなくなってしまって、なんかこの写真で書くのもな〜と
うつうつしていたら、時間が経ってしまったという。ぶつぶつぶつ…。

　でもこれは、娘ムユとサチャの記録と未来の自分へのプレゼントなので、
書かなきゃそれまで。もうどんな写真でもいいやと思い、見るの自分だけだし、と
また書き始めることにしました。でも新しいカメラほしいなぁ〜。ぶつぶつぶつ…。

　さて、4月（もう5ヶ月くらい前…！）に以前お仕事でお世話になった方が
ご家族ご友人とともエクアドルに遊びに来てくださいました。そこで、
お礼もかねて、私がエクアドルのツアーを企画させていただきました。
私はご一緒せず、みなさまで移動できるよう、車なども手配したのですが、
受け入れ先でトラブルがあり、心配のあまり、ちょうどインタグ行きの車があった＆
金曜日でムユは翌日から学校が休みなので、インタグに行ってしまうことにしました。

　びっくりされるかなぁ、ご迷惑かなぁと思いつつ、ひょっこり現れた私たち。
戸惑いを隠せない感じのみなさま。ま、いいや来ちゃったし！と開き直って、
みなさんに同行させていただくことにしました。

　一緒に行かせていただいたのは、実は何十回も前を通りつつ、泊まったことのない
El Refugio de Intag。友人がやっている宿で、でもちょびっとお高いので、家（宿泊所）を
見させていただくだけに終わっていました。でもその家が素敵で、しかもバス通りから
近く、ほんとんど歩かなくていい（かつて私がエコツアーでご案内していた場所は
どこもかしこもバス通りから遠い場所ばかりだった）。いつか泊まれたらなぁ〜なんて
思っていたところでした。

　念願かなって（ちょっと違う）、泊まらせていただくことができました！
そしてそれまで行ったことのない、Siempre Verdeの森にも行くことができました。
久しぶりの森の散策です。

　Siempre Verdeは、今から20年ほど前に、アメリカの高校の先生が教育目的に
設立した保護区です。333ヘクタールほどもある広大な森林で、その一部は
原生林です。

　生憎、雨季と乾季の狭間であまり天気がよくなく、車であまり奥には行けず、
雨が少し降る中を少し長めに歩くことになりました。

↑いつも心洗われる清廉なインタグの川

↑雨季は、木の橋はしめっていて、ぬめぬめしているので滑りやすい。

　その高校の先生が建てたキャビンまで歩きました。

↑蘭の苗床をバックに。ムユはよくがんばって歩きました。

↑途中で長靴を落とし、かたちんばのサチャ。

　ここには本当にたくさんの種類の鳥が存在し、私たちはガイドのオズワルドさんに

教えてもらいながら、たくさん鳥たちを見ることができました。

　私にとって一番嬉しかったのは、オニオオハシが見られたことです。
これは、AACRIというコーヒー生産者組合のロゴに使われている鳥だからです。
鳥のガイドブックには、「比較的よく見られる」とあるのですが、って言われたって、
私が住むコタカチやその他の都市部にひょこひょこ現れるもんじゃない。

これ、ぼけてますけれど、でもこれなんですヨ！！↓

わかりますか？ほら、胸のところが青くて、くちばしと顔のところ、黄色いでしょう？！

　サチャをずーっと背負っていたので、ちょっとくたびれましたが、
たくさん鳥が見られて幸せでした。

↑雲霧林の木にとまっている鳥。

↑オルネーロ（直訳するとオーブン屋さんという意味）という名前の鳥の巣。

土と枝と草でできているまあるい巣。

　エクアドルに来るまでは全然鳥なんて興味なかったのに、「森」に興味を

持ったら、鳥も虫も植物も何もかもが尊いものに思えるようになりました。

特に鳥は、近くで見られるわけではないので、双眼鏡を持って、

注意を払わなかったら（しかも双眼鏡も慣れるまで見るべきポイントがわかるまで

時間がかかる）、ただの黒っぽく見えるカタマリ。特に曇り空だと、

色がよくわからないそう。でもよく見ると、本で見た美しい色の羽が、

本当に森の中にあるのを見つけると魔法にかかったかのように、森がさらに

また特別なものに見えてしまうのです。

　一緒に行かせてくださったみなさま、ありがとうございました！

みなさまとのおしゃべりもとっても楽しかったです。お邪魔いたしました〜！