ページ

2012/03/12

世界初?

2008年に、麹からお味噌を作る経験をさせてもらいました。


そのときになんと、こちらでよく食べるチョチョスというお豆でもお味噌
仕込んでみました。

ずっと、「あけてみてよ」とボトルが言っているのが聞こえたのですが、
心のすみで、「うまくいっているわけがない」と思い、開かずの瓶になっていました。

しかし、ドイツ人とエクアドル人のハーフなのに、味噌が大好きという
友人がうちにきていまして、そういえば、チョチョスのお味噌はどうなった?という
話になりました。ソニャは、このワークショップにも参加した希有な人。
味噌に限らず、嗜好や価値観が似ていて、なおかつ子どもたちの年も一緒、
(つまり二度とも同じときに妊婦仲間でもありました。産んだ産院も一緒!)、
そしてだんなさんのホセとともにインタグで有機農園を営んでいるという、
エクアドルに来たとき以来の、公私ともにいろいろ共有できる、本当に
貴重な大事な友達です。

ちなみにチョチョスというのは、学名Lupinus mutabilis Sweet、英語でlupinsという、
アンデス原産のお豆です。大豆よりも、高タンパクで、カルシウムも多く含みます。
青い魚などほとんど食べないので(ないから)、なんとなくカルシウム不足な感じの
私たちの食の、強〜い味方です。
(いや、ケールとか大根の葉っぱとか食べてますけども、それでもなんとなく)
ただ、あくが強いので、乾燥したものは3日間くらい、流水にさらすか、
あるいはバケツに入れて、3、4日くらい何度も水を換えながらさらしてから
ゆでないと食べられません。

エクアドルでは、レモン汁、トマト、タマネギ、コリアンダー、バナナチップス、
トスタードと呼ばれるとうもろこしの揚げ焼き(英語で言うところの
コーンナッツですね)などと和えたものは、おやつやつきだしなどでよく食べます。
エクアドルで初めて食べたとき、とてもおいしいと感じたことをよく覚えています。
食感は、枝豆のようにつるっとしています。
(ちなみにポルトガルではビールのおつまみでよく食べるそうですから、
日本の枝豆と感覚的には同じ感じですね。)

ということで、あけてみました!

じゃじゃ〜ん!


驚いたことにまったくかびていませんでした。

テクスチャーは、大豆のおみそのようにクリーミーではありませんでしたが、
味は普通のおみそ!味に、全然違和感なし。というか、おいしい味噌。
チョチョスのお味噌は、おそらく世界で初なのではないでしょうか?!

ただ、枝豆をつぶしたものより(ずんだ?)、もっとつるっとしていましたから、
それがそのまま残っている感じ。だからお味噌汁よりも、和え物とか、
炒め物、ドレッシングに使えそう。

すごーい、ほんとにできちゃった。
開かずの瓶にしててごめんね。

0 件のコメント:

コメントを投稿